
梅ジュース大好き!梅干しもおいしいよね!

子どもと一緒に梅ジュースや梅干しを作ると楽しいよ!
6月になるとスーパーや産直市場に並び始める青梅(関西地域)。意外にも梅ジュースや梅干しを作るのって、めちゃめちゃ簡単なんですよ。そこを子ども達も一緒にやると楽しい経験になること間違いなし。梅の実の不思議は子ども達にとって自然や食育の学びにもなります。
□自分で食べ物、飲み物を作る経験(食育)
□果実を加工する面白さ、自然から食べ物ができる事への知識(自然教育)
□おいしい物を作るには時間と愛情がかかる(他者理解)
梅シロップを作るための準備
・砂糖(梅とだいたい同じ量:後ほど説明します)
・果実瓶(作る量に合わせた大きさ)
梅の実は6月頃になると(関西圏)スーパーや産直市場などで並んでいます。大人が買って用意するのも良いですが、子どもと一緒に買いに行って、実の大きさや品種を選ぶのも楽しいと思います。
ここでは、子どもと作る時の楽しみ方のポイント、梅の実の不思議などにポイントを当てて紹介します。もっさんみいこは料理上手ではまったくありません。ここでのレシピは参考程度にして分量などはレシピブログなどを探してくださいね。
青梅、砂糖を買いに行く
青梅の品種や大きさで味はかわるのかな?
販売されている青梅は、まだまだ青くてかたいもの、少し黄色く熟しかけているもの、大きい実、小さい実、品種も様々揃っています。梅シロップを作る時と梅干を作る時でおいしくできる青梅の状態が違うようです。子どもと一緒に調べてみたら面白い結果がでるかもしれませんよ!
注意!青梅は毒があります。青梅のまま口に入れては危険です。

加工するとおいしい梅シロップや梅干しになるので不思議ですね!
砂糖はどれにしようかな?
青梅の状態よりもわかりやすい味の変化が起こるのが砂糖です。よくある梅シロップのレシピでは氷砂糖で紹介されていることが多いですが、砂糖であればOKなので、白砂糖、黒糖、色んな砂糖を試してみてはいかがでしょうか?

沖縄特産の黒糖は、育った島によって全く味が異なるので、全く違う味の梅シロップができますよ!
ただ、黒糖を使う時はなぜかわからないのですが、梅の実と同量では砂糖が溶けのきらないことがあります。少し分量を減らした方が良いみたい。いつもだいたいでやってますので、その溶け具合を研究するのもネタになりそうです!誰かやってみてね♪
青梅を洗う
流水できれいに洗います。ばい菌が残っているとカビの原因となるのでしっかりと。ここで悪くなっている実は取り除いておきましょう。
青梅が宝石に見える!なんで?
ここが面白いポイント一つ目です。青梅を水を張ったボールなどに入れると、あら不思議!くずもちのような透明の膜に覆われます。宝石のようにも見え、てとても美しくて不思議です。でも、水から上げると元通り。なぜこうなるんでしょうか?研究ポイントになりますので、答えは書かないでおきますね。
梅のヘタをとり、水気をしっかりふき取る
梅の実が木とくっついていた部分(ヘタ)に、蓋のようなものがくっついています。それを爪楊枝などで一つずつ取り除きます。

これが面倒くさいんだよなー

1人だと嫌になっちゃうけど、ヘタがとれるときの感触はなんか気持ちいいんだよね!おしゃべりしたり、競争しながらやったら楽しいはず!
ヘタが取れたらキッチンペーパーなどできれいに拭きます。ヘタ取り係と拭く係に分けてやったら早くできるかも♪
梅と砂糖を交互に入れる
キレイに洗って乾かした果実瓶を用意します。水気が残っているとカビの原因となりますので注意です。アルコール度数の高い焼酎などでふき取って除菌する人もいるようです。
果実瓶に砂糖→梅→砂糖→梅→砂糖と、交互に入れていきます。梅の実がゴロゴロしているので、途中で順番が分からなくなるけど、大体でいいんじゃないでしょうか(もっさんは適当なんで)。
砂糖は何を使う?
うちでは氷砂糖や白砂糖、黒糖をミックスして使っています。沖縄の黒糖を使うとコクが出ておいしいですよ。黒糖はとれた島によって全く味が違うので、一つずつ瓶を変えて仕込んでみるのもありです。味の変化を楽しんだり、好きな味投票したり、自由研究のネタにしても良さそうですよ。
↑白砂糖だけで作ったバージョン
↑沖縄の黒糖を色々混ぜて作ってみたけど、砂糖の量が足りなくて上から白砂糖を無理やり追加したバージョン(適当ですがおいしかったです笑)。
最終的に砂糖はとけてしまうので、交互にする分量は適当で大丈夫ですが、砂糖がついていない所からカビが生える可能性が高まるので、まんべんなくがベストです。あまりにも下に砂糖がたまっていると混ぜにくくなるので、上にもある方がいいのかも。
顔を貼る
ここは、もっさんみいこ流です。もちろんなくてもいいのですが、後々お世話をしないといけない事を考えると、愛着がわくように、顔を貼って名前までつけちゃった方が楽しさ倍増です!ここは自由にやっちゃってください。貼る時はセロテープやマスキングテープを丸めてやると最後に剥がしやすいです。来年は違う顔にしちゃいたいですし。
そして、名前をつけます。うちでは1瓶目はだいたい梅子(それ以降はその年による)、梅干しは梅吉と呼んでいます(笑)。Instagramで日記もつけていました。
成長を見守る

ここが一番重要で、面白くて、飽きてしまったら失敗するところです。
梅を仕込んだら翌日には瓶の下の方の砂糖がしっとりと湿っていて少し液体が出てきています。これは、梅の実の汁が溶け出た証拠。なぜそうなるのかを調べてみたら立派な研究レポートができそうですよ。
そして、ここからが肝心で、この汁と砂糖と梅を毎日混ぜてやらないといけません。そうしないと砂糖にあたっていない梅の部分がカビてしまう可能性があります。(砂糖には殺菌効果もあるんです)だから、毎日お世話できるよう顔を書いているんです。毎日のお世話が大切なのです。

子どもに「梅子のお世話してー」なんて頼むといいですよ。
蓋を開けずに、小さい便なら軽く振ってみたり、大きい便ならゴロゴロと転がしてみたり。できるだけ全体がなじむようにします。(思いっきりやると瓶が割れるので注意です。何度か割っちゃった経験ありますけど、めっちゃ悲しくて、めっちゃ片づけが面倒です。。。)
一日二日くらいだと↑これくらいですかね。液体部分が毎日増えて面白いです。
砂糖が溶けて液体に!?一日どれだけ増えるの?
毎日毎日、混ぜてやることを忘れずにやっていると、少しずつ液体部分が増えて最後には砂糖が全部溶けてしまいます。(溶け切らない場合もありますが)その毎日の変化も研究してみると面白いですよ!細いマスキングテープなどを貼って日付を記入してみてください。何日で完成するのか?待ち遠しくなりますね。
↑サッカーのワールドカップがあった年の梅瓶の顔です。右はほぼ完成。左は仕込んだばかりです。
黒糖と白糖のミックスです。
↑右は黒糖と白糖のミックスで半分くらい溶けた感じ。左は白糖と氷砂糖のミックスで2日目くらいかな。
梅の実がしわくちゃになって汁がでなさそうになれば完成。何日かかった?
だいたい砂糖も全部溶けていると思います。梅の実がしわくちゃでカピカピになる前のちょっとふっくらした常置であれば梅の実を食べられます。ヨーグルトに混ぜたりしてもおいしいですよ。(ちゃんとしたレシピはレシピブログで確認してください)
砂糖によって味が全然違うのが面白い!
白糖、氷砂糖、黒糖、ミックス、いろんなバージョンでたくさん作ってきました。どれもおいしいですが、味が違うのが面白いです。いつも適当に混ぜるので、どれが一番おいしかったのかわからないのがもっさんみいこ流なのですが、ぜひお気に入りの配合をご家庭で探してみてくださいね。
沖縄黒糖はスーパーの砂糖売り場や沖縄物産展で手に入ります。ぜひ試してほしいです。
梅干しや果実漬にも顔を描いて育ててみよう!
梅干しの作り方はここでは説明しませんが、梅シロップと同様に簡単で、変化が面白いので子どもの探求にはもってこいです。他にミカンなどの果実シロップを作るのも良いですね。作り方はググってください。
右が梅干しを漬けている容器です。梅ジュースと並べてお世話しました。
一番右)みかんのシロップも作ってみました。果実漬けもググればレシピが出てきますので、ぜひ楽しんでくださいね。