壁に目あり障子に耳あり、、スマホは両方持っている。。。
これは避けられない事実です。
お気づきだとは思いますが、ネットは、使用者の趣味嗜好に合わせてAIがカスタマイズして情報を提供しています。
googleなのかSNSなのか、スマホ本体なのか、使用している人の趣味嗜好、使用履歴すべて覚えています。履歴を消せば検索履歴、閲覧履歴は消えますが、あなた好みの選択履歴はどこかしらが覚えているのがコンピューター、AIです。初期化しない限り覚えています。
SNSにおいても、良くも悪くも大活躍。
さっき検索したものがすぐに広告に上がってくるならまだわかりやすいのですが。いつもよりちょっと長く見ている投稿(だから動画は有利なのです)、フォローしている人のジャンル、いいねやRT(シェア)の好み、さっき買い物したアイテム、Youtubeや動画配信サービス(Netflixなど)で見ていたもの、利用中のアプリ、今いる場所、年齢性別、すべてが記録され、そこからはじき出して「あなたはこんなものが好きなんでしょう」をピックアップしてきます。
そして、スマホには耳もあります(音声アクティビティ)。
「アレクサ」「OK!google」など声に反応する機能だけでなく、スマホ自体が耳を澄ませて人の会話を聞いています。さっき友達と会話していた内容が、検索した事もないのに、広告に現れるのがその証拠です。
どの機能も、人間がスマホを使う上で便利になるようにと開発されています(一応)。実際に、必要な情報を検索する手間も省け、気になる情報や推しの情報はどんどん入って来て、とても便利です。
ですが、やはりスマホやパソコンに上がってくる情報に偏りがあるという事を忘れてはいけません。そのスマホやパソコン上の情報は「あなたの趣味嗜好に合わせた情報」だからです。そんな情報にだけに囲まれると、あたかも世界中の人が自分と同じ事を考えていると勘違いしそうになります。ネット使用時間が増えれば増えるほど、情報に偏りがある事さえ気づかなくなります。
好きな事なんだから、ほっといてくれ。
と言われそうですが、好きな事ならそれで便利で良いのだと思いますが、この機能は、どんどん人を思考の隅に追いやる危険性があります。同じ意味の情報をいろんな角度から当てられ、逆側の意見を見るチャンスを失うと、考え方がコントロールされてしまう可能性があるということです。
それは政治的(選挙など)にも商業的にも利用できるという事を忘れてはいけません。
例えば、選挙や政治的な思想、戦争、対立する2極があったとして、AIが片方を支持する良い情報しか表示させなければ、どうなるでしょうか。あたかもそれが正しく見えて、俯瞰で見る目を失い、大事な選択を間違える可能性だってあります。
少し前までは、大きなニュース(災害や大事件)があればXの投稿にもそのニュースが上がっていましたが、今は何が起こっても、いつもと変わり映えしない投稿に溢れていて、ニュースに気づくことさえできません。
しかもスマホもパソコンもタブレットも仲良く連携されているはずなので、自らニュースサイトなどで情報を取りに行かない限り、好みじゃない情報には出会いにくい状態になっているはずです。
「何が世の中で起こっているのか」「その情報は本当に信頼できるのか」「自分に本当に必要なのか」「井の中の蛙になっていないか」
自分の心にしっくりくる情報であればあるほど、一度冷静になって、客観的に俯瞰した目で考える必要があるのだと思います。ネットで調べても同じ情報しか出てこない場合は、現実社会で真意を確かめる必要もあると思います。
情報シェア、いいね感謝いたします。
次回》子ども達はネット社会を生きていく
他の回も、ぜひチェック!






