
今注目のレッジョ・エミリア・アプローチってわからん。

わかりやすく説明されてる本って本当に少ないよね!
==帯より==
約4年間イタリアのレッジョエミリアで学び実践した、日本で唯一の「レッジョ・チルドレン」メンバーだった著者が語るリアルなアトリエ活動
ー帯より
本書の概要
今注目されているイタリアのレッジョエミリアアプローチという、子どもの持つ思考力、想像力、感受性、創造力、対話する力などの可能性を守り育てようとする哲学です。レッジョエミリアの現地で学んだ著者が、現地で学んだ様子と帰国後に実施した探究活動を紹介しています。QRコードで子どもたちの様子が動画で見ることができるのも面白いです。
●内容の要約
1:レッジョ・エミリアの乳幼児教育と「アトリエ」
レッジョ・エミリア現地での学びの様子が写真とともに日記のように紹介されています。レッジョ・エミリア・アプローチの写真は個人情報保護などの観点からなかなか公表されませんし、日本語で説明されたものや詳細が書かれた資料は本当に少ないので、かなり貴重な内容だと思います。
2:アトリエをつくる前に
子ども達と新しいアトリエを作る際に大切にしていたこと。もちろん、「やらせる」「教え込む」のようなアプローチではありません。子どもたちが自発的に楽しめるような心遣いやプロセスはとても学びになります。
3:アトリエをつくる
プロセスを大切にするレッジョ・エミリア・アプローチ、結果ではなくその過程で出てきた子どもたちの声がちりばめられます。子どものどんな声をひろえばよいのか?という疑問に視覚的に答えてくれていてとても楽しい学びになります。その時の様子をQRリンクから動画付きでも紹介されています。
4:アトリエをする
実際にアトリエで行った活動の紹介です。この章では「ねっこ」の探究を例に、探求の流れや子ども達の反応や声の拾い方、臨機応変に流れを変えながらも主流である「ねっこ」を探究する一貫性、等が紹介されています。ドキュメンテーションの作り方のヒントにもなります。
おわりに
Q&Aでは、素材について、空間について、活動について、ドキュメンテーションについてが答えられており、最後に汐見稔幸先生の談話も。
もっさんみいこの感想
レッジョ・エミリア・アプローチについての資料は本当に少ないんです。あったとしても英語で書かれたものか非常に眠くなる文章ぎっしりのもの。レッジョ・エミリア・アプローチは、STEAMやモンテッソーリ、シュタイナー教育などにあるメソッド(こうすればこうなるという方法)はなく、あくまで哲学なので、実践の紹介がしにくいのも理由の一つ。また、写真などの資料が間違えた内容で拡散されないように、個人情報が出回らないようにと、検索してもかなり少ないです。なので、ここまでわかりやすく日本人向けに、視覚的にもわかりやすく書かれたものは珍しいと思います。
こんな人におすすめ
子どもの主体性を育む教育法が知りたい方
レッジョ・エミリア・アプローチの方法を知りたい方
子ども達との探究活動を模索している方
この本から学べること
レッジョ・エミリア・アプローチはもちろん、子ども達の主体的な活動の進め方、言葉のかけ方などとても実践的に学べるところが多い一冊です。
