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「学校に行かない子どもが見ている世界」西野博之―不登校の子どものことがマンガでわかる!

学校に行かない子どもが見ている世界
この記事は約10分で読めます。
==帯より==
「うちの子どうなっちゃうの?」が「生まれてくれてありがとう」に変わる
そう考えればよかったんだ!不登校30万人時代の必読本
約40年にわたり不登校の子どもとかかわってきた第一人者による考え方のヒント
「常識」「ふつう」から解き放たれれば、こんなにホッとできる、子どもが愛おしくなる!
・学校に行かない理由は子ども自身もわからない。
・ゲームが命をつないでいることもある。
・「明日は行く」という気持ちにウソはない。
・「困った子」ではなく「困っている子」
・大人の良かれが子どものメイワクになることも。
・「やってみたい」が奪われている。
・学びの場って学校だけなの?
〇地蔵
〇地蔵

毎年増え続ける不登校の子どもたち

もっさん
もっさん

大人の向き合い方が大きく影響するんだよ

本書の概要

今、日本では毎年のように不登校の子どもたちが増え続けています。これは、もはや子どもの問題ではなく、学校や社会そのものが現代の子どもの育ち、すなわち変わりゆく社会に合っていないと認めるべきなのです。とはいえ、今現在不登校の子どもがいる家族や学校において、その子どもの命や心が最優先です。大人が勘違いしている子どもの気持ちを再度見つめなおし、どのように向き合っていくのか、40年にわたり不登校の子どもとかかわってきた第一人者である西野さんが解説します。漫画仕立てで文字も大きく、理解しやすい一冊となっています。

内容の要約

はじめに

不登校の子どもを持つ保護者が集まり、それぞれの不安を語る…そんな漫画から始まります。大人が、「どうやったら学校に行けるようになるか」と悩む中で、西野さんの言葉は「どうか子どもを休ませてあげてください」。わが国では若者の死因のトップは、自死(不登校がすべて原因ではないが)。たかが学校にいけないだけで自ら命を絶ってしまう子ども達が後を絶たない国だと。

第一章:“あるある”から知る子どもたちが見ている世界

昼夜逆転、ゲーム三昧、勉強する気なし…。学校に行かない子どもがいる家庭でよく耳にする話。そんな「あるある」について漫画で、親と子それぞれから見た世界の違いが書かれています。どうにか解決しようとする親と、心の炎が消えかかってしまっている子ども。双方の思いのすれ違いに向き合うことがまず第一歩です。

第二章:どうするのが正解?学校や先生とのかかわり

子どもが学校に行かなくても学校とのかかわりは続くもの。担任とのやりとりや欠席連絡、修学旅行などなど、どれも頭を悩ますものばかり。親自身の気持ちも追い込まれていくこの状況。どうすればよいのか、学校とどうかかわるか、子どもの心とどう向き合うのかを漫画とともに解説しています。

第三章:それでも悩みが消えないあなたへ

第一章、第二章を読めば、親の気持ちとして少し上向きになり、子どもとともに前を向いて暮らしていけそうと思える内容ですが、不安が再燃することもしばしばあるそうで、当事者の会や親自身がどう生きるかなど西野さんの考えが書かれています。

第四章:こんなに変わりつつある社会の仕組み

学校に行かない子どもたちを支援する社会の仕組みが今、大きく変わろうとしている。子どもたちの興味や関心を尊重した場づくりやICTを活用した学びなど、国や自治体の支援の様子を紹介しています。

第五章:かつて不登校を経験した子ども、親たちの座談会

実際に不登校だった子ども達(現在21歳大学3年、25歳システムエンジニア、27歳学童保育指導員)が「学校に行かなかった私たちから伝えたいこと」とその時見えていた世界について話しています。また、不登校だった子どもを持っていた親たちが「子どもとの葛藤を超えて見えてきた景色」を語っています。

もっさんみいこの感想

「学校は行くべき」「ふつう〇〇するでしょ」という言葉が子どもを苦しめます。これだけ世界が変わったのに、子どもに求めることは古いままであることが多い。不登校とならないまでも、そんな大人の言葉で苦しい思いをする子どもは、本当にたくさん存在します。不登校は子どもに問題があるのではなく、子どもが自分の命を守ろうと最後の手段に出ているのではないかとさえ思います。その心に大人が寄り添えなかったら、命さえ落としてしまう。「子ども本人の問題」「困った子」などと原因を子どもに押し付ける前に、大人がきちんと子どもの心に寄り添わないといけないのだと思います。

こんな人におすすめ

不登校をもつ親

小中学校の先生

フリースクールや子どもとかかわりがある大人

この本から学べること

不登校の第一人者である西野さんだからこその充実した内容です。子どもが何を考えているのか、親が「よかれ」としていることが子どもをさらに苦しめていること、では大人はどうすればいいのか?現場を見ていたからこそ伝えられる、本当の声や実例がたくさん掲載されているので、現場に活かせる一冊です。

「こどものために」「学校に行かせなきゃ」「将来のため」と子どもをどんどん追い込んでいく。では、どうすればいいのか?現場だから見える、明日に活かせる内容が豊富です。