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「センス・オブ・ワンダー」子どもの環境を語る上で欠かせないキーワード

センスオブワンダー
この記事は約13分で読めます。
==帯より==
地球の声に、耳を澄ませて。
子どもたちに持続可能な社会を遺すために、
今こそ読みたい世界的ベストセラー
地蔵
地蔵

子どもの感性、子どもの力を再確認できる本です。

 

もっさん
もっさん

子ども業界においては、最低限知っておくべき知識の一つとなっているね。

本書の概要

「センス・オブ・ワンダー」という言葉は、子どもに関わる大人の中では、共通言語、共通認識として語られることが多くなりました。その元となった本です。いろんな翻訳や関連本も多く出ているので、まずはこの一冊を読んでおくことをおススメめします。

人間が自然から感じる神秘や感動、畏怖の念。それらを感じる力をセンスオブワンダー、直訳すると「不思議や驚きを感じる感覚、能力」となる。この本は著者であるレイチェル・カーソンと甥っ子が自然の中で出会う様々な経験をエッセイ調に伝え、とても読みやすい一冊です。読書が苦手な人にも読んでもらえる内容です。

内容の要約

レイチェル・カーソンと甥っ子の自然体験を通して体と心で感じることの大切さを伝えます。どの文も線を引きたくなるような名言揃い。その中から少しご紹介。

「知ることは、感じることの半分も重要ではない」
情報を覚えただけの知識よりも、体全体で感じた記憶の方が重要で、そこから知識や経験に繋がる事がたくさんある。

「この感性は、大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、解毒剤になるのです。」
子どもの頃に感じた自然体験は、その人の一生を守る力にもなりうるということ。

「私たちがふだん急ぐあまりに全体だけを見て細かいところに気をとめず見落としていた美しさを、子どもとともに感じとり、その楽しさを分かち合うのはたやすいことです。」
自然の知識がないからと言って、大人が子どもと自然体験を楽しめないというわけではなく、大人も子どもと一緒に新しいことを知り、自然の素晴らしさに感動することで十分だということ。

他にもたくさんのキーワードが書かれていて、特に子ども時代の自然体験は、その人の一生に関わる大切な経験であると書かれています。

そしてこの本の文庫版には、著名人が「私のセンスオブワンダー」として文を寄せており、それもまた、センス・オブ・ワンダーの大切さを伝えてくれます。

もっさんみいこの感想

子どもの頃の思い出の中には、自然の中での遊び体験が多くあると思います。そして、その思い出は、匂いや体をかすめる風の感覚や温度、色や輝き、大人になっても結構鮮明に覚えていると思いませんか?それがセンス・オブ・ワンダーの力で感じ取った感覚の記憶なのだと思います。ゲーム機器や大人から強制されたことからでは、そのような幸せな記憶は生まれません。

しかも、その記憶は人生そのものに影響する力さえ持っています。

そのような力の存在、なぜ大切なのか?
著者がどのように子どもとその感覚を共有したのか、日記のような文章に引き込まれながら一緒に感じられるような本です。

こんな人におすすめ

子どもに関わるすべての大人に

教育の現場に

人工的な社会に飲み込まれている人に

この本から学べること

子どもに関わる仕事をしている大人はもちろん子育て中の人には一読してもらいたい一冊です。子どもの将来を心配する気持ちはよくわかりますが、子どもの感性を潰してまで、大人の理想を押し付けてしまうこともよくあります。知識詰め込み型の教育や早期教育よりも、子どもの感性を育てること、自然の中であらゆる感性を磨き体験すること。大切なことがたくさん書かれている本です。