
子どもの遊びに含まれる学びの要素は説明しないと伝わらない!

「遊ばせてるだけ」なんて言わせない!
==表紙より==
写真+エピソード記録で作ろう
保育ドキュメンテーションの作成=自己評価へ
理論から、文章・撮影・レイアウトのコツまで解説
本書の概要
最近、保育現場でよく耳にするようになった「ドキュメンテーション」。なんとなく、園での生活を報告する資料であるということは認識されてきましたが、目的や手法に悩む先生方は多いのではないでしょうか?本書は、ドキュメンテーションのねらい、何を伝えるものなのか、どうやって書くのか、負担にならない方法は、文章、撮影、デザインまで細かく説明しています。
内容の要約
第1章:保育ドキュメンテーション 作成前に知っておきたいこと
ドキュメンテーションは、単なる写真入りの活動報告書ではありません。その活動の中で、子ども達が何を考えて、どのように行動したか、それを通してどんな成長をしたかを伝える役割があります。子どもの行動(遊び)は、大人にとってはどういう意味があるのかがわかりにくいため、それを大人間で共有できるようになるのです。そのためには、ただ活動を行うだけではなく、子ども達がどう感じ、どう動いたのか、それに対し大人がどう支援すべきなのかを深く考える「子ども理解」が重要となってきます。
第2章:さあ、実際に作ってみよう
カメラ、パソコン、プリンター、筆記具などの必要なもの、ドキュメンテーションの表現方法(手書き、パソコン)、掲示方法など初心者からも取り組めるアイデアが豊富に説明されています。
第3章:自己評価と保育ドキュメンテーションの熱い関係
保育ドキュメンテーションは、活動を通して、子ども達が感じたこと、思ったこと、行動したこと、成長したことなどをその現場にいなかった大人に共有するという役割がありますが、もう一つ重要な役割があります。ドキュメンテーションを書くことで、自分の行っている保育の自己評価にもつながるのです。子ども達の解釈や大人の対応など、ドキュメンテーションを書くことで、内省するチャンスが生まれます。
第4章:保育ドキュメンテーション作成の技術
ドキュメンテーションは、見る相手がいるというのが大前提です。デザインが苦手な人でも、相手に伝わるように作るための技術が説明されています。文章の技術、カメラの技術、レイアウトの技術、そして自己評価の技術。せっかく時間をかけて作るのですから、より良い効果のあるものを作る方が子どもはもちろん、自分のためにもなります。
第5章:保育ドキュメンテーションの展開
いろんな園で作成されたドキュメンテーションを例に、作り方、表示方法などを紹介しています。また、ドキュメンテーションを使った園内研修で、職員全体の自己評価、子ども理解の質を高めるフォト・カンファレンスも説明。最後に、無料ソフトXdの紹介も。
もっさんみいこの感想
最近、多くの保育現場で急速に広がったドキュメンテーション。パソコンが苦手、作るのが苦手、そもそも人が足りない、時間が足りない、必要性がわからない。。。という保育現場は多いのではないでしょうか?現場をよく知る大豆生田先生だからこそ、細かくその悩みに答えてくれる1冊です。最初から、全部上手に作ることは難しいですが、この本をヒントに、写真1枚とコメントから始めてみてはいかがでしょうか?
こんな人におすすめ
ドキュメンテーションって何?って思っている保育者
ドキュメンテーションってどうやって作るの?と悩んでいる保育者
ドキュメンテーションなんて作る時間ない!って困ってる保育者
この本から学べること
ドキュメンテーションの目的、何を書けばよいのか、どうやって書けばよいのか、どうやって掲示・発表すればよいのか、どういう利用方法があるのか。。。ドキュメンテーションに関するすべてが網羅されています。この1冊があれば、かなり効率的に作成して、伝えるべきことを伝えられるドキュメンテーションが作れるようになります。
