==表紙・より==
「遊びには自分を育て、癒す力がある」
「子どものため」って、誰のため?
期待に応えようと「いい子」を演じる子どもたち
本当に子どもの幸せを願うなら 人生の「主役」を返してあげませんか?
表紙・帯より

大人はついつい子どもにあれこれやらせて、子どもの時間を奪ってしまう。

「遊ばないと魂が死んでしまう」という言葉にあるように、遊びの重要性を再確認しないとね。
本書の概要
著者について
天野 秀昭 さん
1979年に開設された、日本初の民間協働による冒険遊び場「羽根木プレーパーク」で初めて有給プレーリーダーを務め、その後、長年にわたって「子どもの遊び」を取り戻すために尽力してきた教育実践家です。
▶ ネット記事でも読めます:
『遊ばないと、心が死んでしまう 子どもにとって「遊び」は「魂の活動」』
天野秀昭さんの本

●内容の要約
序章:自分のことが好きになる遊び場、冒険遊び場プレーパーク
冒険遊び場は、世田谷の羽根木プレーパークからはじまり、日本全国に広がりました。そういった遊び場では、子どもたちはやりたいことができるので「生きていておもしろい」と感じ、「やってみたい」を実現するために色んなことを経験する。子どもの実体験の大切さを伝えています。
第一章:遊ばないと魂が死んでしまう
遊びは大人が「今から遊びます、〇〇ごっこします」などと始めるものではなく、子どもが自分で「やってみたい」という動機から始まる。「やってみたい」から挑戦する、挑戦するからリスクもある。リスクを経験するからこそ、いのちを守る大切な力が身につく。力づくの子と従っていた子の関係性が変わる瞬間、子どもが限界に挑戦して成長するはなしなど天野さんの実体験をもとに書かれています。
第二章:子どもを規格製品化する社会
人間の価値観が消費社会に飲み込まれ「都市化」してきたことで、一律の価値を求めるようになってしまった。その影響を受け、子ども達に一律の教育やしつけなどを求めるようになり「こどものために良いはずだ」と、それが子どもを追い込むことになっている。そして、子ども達は大人の要求と評価に応えようと「いいこ」を演じるようになり壊れていく。大人の関わり方をするどく考察しながら説明している。
第三章:子どもの輝く笑顔をよみがえらせるために
「やってみたい」「おもしろい」という子どもの「情動」を受け容れる社会を作ること。遊びの一番の目的は「楽しむこと」。その中で、人と人とが尊重しあい、知恵を出し合って、お互いを認め合いながら、いろんな経験を経て生きることを楽しめるようになる。
もっさんみいこの感想
冒険遊び場などの子どもの遊び場に関わる大人としては、全編大きく同意する内容の一冊です。ですが、いったんその遊び場を考えるコミュニティから離れると、子どもの遊びを軽視する大人が本当に多いことに驚きます。そしてそういう大人の人の方が多い。子どもの心を守ることは、子どもの遊びを守ること。子どもの成長には、自由遊びは欠かせないこと。これは、科学的にも実証された事実です。天野さんが実際現場で見てきた子ども達の様子がたくさん掲載されているので、遊びの大切さをじっくりと理解していただける一冊だと思います。
こんな人におすすめ
冒険遊び場関係者だけでなく学校や幼稚園の先生、親、行政の人、子どもに関わる全ての人に読んでもらいたい一冊です。
「遊び」で本当に子どもは成長するの?と思う人
近くにいる子どものストレスが気になる人
「子どもは教えて、しつけて育てるもの」と思っている人
なぜ、子どもがいう事を聞かない?やる気を出さない?と思っている人
子どもの遊びが不足しているかもしれません。遊ぶと輝きを取り戻す子ども達、可能性を覗いてみませんか?
この本から学べること
天野氏の実体験が豊富に書かれているこの本を読めば、子どもがどのようにして、遊びのなかから生きる力を得ているのかがわかります。「遊びで子どもは育つの?教え込まないとだめじゃないの?」と疑問を持つ方にこそ、納得していただけると思います。
遊びの現場を知らないと、子どもは教え育てるものとついつい思ってしまいます。ですが、「遊びは魂の活動」という天野氏の文章を読むと、遊びを守る必要性がしっかりと確認できると思います。
関連情報
こちら冒険遊び場づくり協会のホームページからも購入できます。団体の応援にもなりますので、ぜひホームページの内容とともにご参照ください。

