
多肉植物を植えてもかわいいし、ペン立てや小物入れにもなるよ。
人気のリメ缶づくり。空き缶に色を塗って、デコレーション。絵の具さえあれば、子どもから大人まで楽しめます。自由に模様を描いても良いし、ステンシルやマスキングテープ、錆加工風、細かく描く、色んな技法を使うと素敵なものができますよ。
□空き缶の扱い方の注意点
□アクリル絵の具の使い方やアレンジ方法
□危険と向き合うことの大切さ
リメ缶を作ってみよう!
- 空き缶(トマト缶、シーチキン、果物缶、コーン缶など)
- アクリルガッシュ絵の具
- 食器洗いスポンジ
- 食品トレー(絵具を出すお皿)
- 手拭きタオル・ウェットティッシュ
植物を植えるなら
- 多肉植物苗がおススメ
アクリルガッシュって何?
アクリル絵の具は、小学校で使う水彩絵の具とは違い、一度乾燥すると水に溶けることはありません。空き缶や石、プラスチックなど紙以外にも描くことができ、においのないペンキのようなイメージです。「アクリル絵の具」と「アクリルガッシュ」と2種類ありますが、キッズ工作に向いているのはアクリルガッシュです。アクリルガッシュは、不透明でマットな仕上がりになるので、下地の色が出てきません。100円均一のお店にも販売されています。色にこだわり始めるとターナーの絵具をお勧めしますが、遊びでやってみるには100均の絵具でも使えます。
ターナーのアクリルガッシュは、カラーバリエーションが豊富で、和の色、パステルカラー、ラメ入りなど、混ぜずにそのまま使える色がたくさん売っています。画材屋さんで1本ずつ好きな色を買い足していくのも良いですよ。

文房具店には置いていない所が多いので、画材屋さんに行ってみてね。
たくさんの人数でやる場合は、チューブではすぐに無くなってしまうので、イベントカラーが便利です。色・サイズもいろいろあります。
注意)アクリル絵の具は、乾くいてしまうと服やパレットについた絵具は取れません。使い捨てできる食品トレーをパレット代わりに、汚れても良い服で作業しましょう。肌についたえのぐはお風呂でとれます。
缶の切り口の危険を伝えて、潰します。
空き缶の切り口は、危ないです。だけど、ペンチで潰せば大丈夫。子どもたちが材料として使う場合は、潰しておいた方が安全ですが、時間があるなら、切り口が危険であること、潰せばさほど危険ではないけど、触り方次第ではけがの可能性があることをちゃんと伝えておきたいです。
できるなら、潰してない缶も用意して、実際に潰す体験をしてもらうのもいいと思います。
危険回避は大切ですが、大人がすべて危険を除いて子どもたちに与えてしまうとどうなるでしょう。子どもたちは、危険があったことを知ることもなく、危険を回避する方法を学ぶチャンスもなくしてしまいます。次に空き缶を触るときに切り口で怪我をしてしまうかもしれません。

経験した知識は、本やネットで見ただけの知識よりも、ちゃんと覚えていますよ。
えのぐを出して、塗っていこう
カットしたスポンジで、スタンプのようにポンポンしながら缶に色を付けていきます。
石ころに色を付けてもおもしろいです。
スタンプで全体に色がぬれたら、乾かします。ドライヤーを使うと早いですが、缶が暑くなるので注意です。乾いてから好きな絵を描いたり、模様を付けたり。そのままでももちろん素敵です。
レベルアップの一技♪
ステンシルシート
文字やイラストのステンシルシートが100均や手芸屋さんで販売されています。単純な線対称の模様なら自分で切ってもいいですね。
●シートを使うときの注意点は
①乾いてから
②シートをマスキングテープで固定する。
③スポンジをこすらず、上からポンポン押す感じ。端がくっきりなるように
④乾いてからシートをはずす。
注意しないとズレてしまいます。ズレても、元の色を塗ればごまかせますけどね。

マスキングテープで型を取っても面白いです。
筆で描く
色を使って描きこんでいっても良いですし、黒一色でオシャレに決めるのもGOODです。
錆加工風
①アンティークな錆感を出すときは、茶色っぽいさび色を絵具で作ります。
②最初と同じようにスタンプしていくのですが、スタンプする前にティッシュペーパーなどでスポンジについている絵具をとり、パサパサにします。
③スタンプしたときにわずかに色づくくらいなのを確認してから、錆びそうなところにスタンプしていきます。

色んなやり方で、かわいいリメ缶をいっぱい作ろう!
シーチキンの缶は、洗ってもなかなか脂分が取れないので、植木鉢に最適です。ぜひ試してみてください。
リメ缶に多肉植物を植えよう!
リメ缶を植木鉢仕様にする
缶の底に穴をあけます。
植物の植木鉢にするなら、必要なのが水抜き穴です。教室では太目の千枚通し(アイスピック?)を金づちで打ってあけました。5個くらいあけましょう。穴を空ければ植木鉢完成。
初めての金づちは、大変危険です。手を打たないよう大人が支えながら子どもの手をカバーして、金づちの手も補助しながら。だんだん命中力が良くなってきたら、少しずつ手を緩めます。最後には少し手を添える程度。
ちゃんとやり方を伝えれば上手に使えるようになります。危険なのは、使い方や何が危険なのかを知らない事です。あとは慣れてきて調子に乗った時も要注意です。慣れるとよそ見しながら使うのでとっても危険です!気を付けてあげてください。
多肉植物を植えよう!


もっさんみいこは、昔、園芸植物コーナーで働いていました。
ちょっと説明が長くなるので、別の記事に書きまーす。

説明せんのかーい!