
クリスマスリースを作るよ~🎄🎅

リースの材料採集から、はじめまーす🌲
最近では手芸屋さんや100均でもリースに編んであるツルを売っているのですが、せっかくならそのリースの材料を採集して作るところからやってみたいものです。なかなか採集できる場所やチャンスがないのですが、ちょっと探してみるとツル性植物は身近にもはえているんですよ。
□自分でリースを作るって、大人も子どもも夢中になれ、本当に楽しい時間を過ごせます。
□好きなものを組み合わせる力が得られます。
□同じ作業の繰り返しはほぼないので、たくさんの経験が詰め込まれています。
ツル性植物を採集する

ツル性植物は長い間放置すると固くなり、扱いにくくなります。とはいえ、扱いにくいながらにも味のあるリースができるので私的には半月くらいは大丈夫だと思ってます(個人差あります。知り合いは採集してすぐじゃないと嫌って言ってましたw)。
山の中で
山の植物採集は、管理者の許可が必要だったりしますが、可能であればとってみましょう♪
ただし、蜂やマダニ、蛇など危険生物もいますので気を付けてください。彼らが寝ている冬が比較的おススメです。また、山は足元が不安定で危険な個所もあるのでそれも気をつけなければなりません。服装は長袖長ズボン、ちゃんと踏ん張れる靴。決して自然を軽く見ることなく、自然とのやり取りを楽しみながら学べるチャンスと思ってもらえればと思います。
どこにツルがはえているのか?
ちょっとした林の中をよく観察すると、木に巻き付いてるツル性植物を見つけることができます。ツルを見つけたらとりあえず引っ張ってみてください。ツルはどこまで伸びているかはわかりませんが、引っ張った手応えで、ひっかかってるところを予想しながらいろんな方向に引っ張ると、ほどけてきます。上手くほどければラッキー。どうしてもほどけない時は、できるだけ長くツルがとれるように引っ張って切ります。のこぎりや園芸ばさみ(普通のハサミよりよく切れる)を持っていくと便利です。蜂などが飛んできて偵察を始めるような場所は、怒らないうちに移動しましょう。
ブドウ畑で
もっさんみいこが住む柏原市はブドウの産地です。ブドウは実を採集したのち、冬になる前に伸びたツル枝を剪定するのだそうです。その枝を頂いたいたり、お願いできるのであれば選定のお手伝いをさせてもらってもいいですね。
写真はブドウ農家さんからいただいたツル。短いものもありますが、継ぎ足しながら上手くリースにしていきます。
キウイなどもツル性植物ですので、知り合いの農家さんがいらっしゃれば聞いてみてもいいかもしれません。
もっさんみいこ工作絵画教室のある場所には、鉢植えでブドウを栽培しています。下の写真ではその枝を剪定してツルを採っています。ツルが絡まり合っていて、なかなか苦戦していましたが、とても楽しかったようです。
藤棚で
6月頃に花を咲かせる藤の花。学校や公園などでよく見かけますね。管理者に問い合わせする必要はありますが、もし融通が利く施設内にあるのであれば、使わせてもらってもいいですね。
おうち栽培で
朝顔やテッセン、ヘデラ、空地に生えているクズなどのツル性植物があればそれを使う事もできます。それらの植物は木ではなく草なので、弱く小さいリースになってしまいますが、工夫次第で楽しめます。
ツルを巻いてリースを作ります。
- リースになるツル枝
- 手袋(軍手)
長めのツルを用意します。どんなリースを作るのか、大きさは自由ですが、ツルの長さや量、太さ、堅さなどを考慮しながら大きさを決めます。

枝が堅く扱いにくい時は、手が痛いです。軍手や手袋を用意すると良いです。

リースを編んでいる間、夢中になって周りに不注意になることがあります。ツルがはねて周りの人にあたったりするので、気を付けるように声掛けしましょう。
1回結んで作りたいリースの大きさを決めます。ツルのしなりなど自然にゆだねながら、しっくりくる大きさにします。余ったツルを編み込んでいきたいので、編み込めるツルは残しておきます。
余ったツルを1重目の輪に巻きつけていきます。キレイにがっちり巻きたいところですが、ツルによっては堅くてうまく回らない時もあります。そんな時は、ツルに任せてちょっと緩やかに。何重も撒いているうちに目立たなくなったり、それが味となることが多いです。
とりあえず1本のツルを先まで全部巻き付けます。細いつるも巻き付けられるなら、巻き付けておきましょう。少々巻き付けられず残っていても大丈夫。この時に全部巻き付ける必要はありません。何重もツルを巻いているうちに、そのうちひっかける場所ができてきます。
細かいことは気にせず、ざくざくと編み込んでいきます。
長いツルなら一本でもできますし、短い物なら2本目、3本目を追加します。2本目の枝の始めを最初の枝の輪にひっかけて始めます。同じようにぐるぐると土台の輪に巻きつけていきます。
枝がたくさんあるとどこに通せばいいかわかりにくくなりますが、上から回して下から通す、もしくはその反対と決めておいて、進める方向を決めておくとわかりやすいです。
根気のいる作業ですが、何本も何本も巻き付けていくとずっしりとした存在感のあるリースが出来上がります。途中巻ききれなかった枝はそのうち引っ掛かる所ができてくるので、ひっかけて整えます。
子ども達も根気よくリースを編みます。
かなり立派な長いツルを切り出した子。全身でツルを巻きました。かなり長かったので、だいぶ疲れたようですが、その分とても立派なリースができて大満足。
途中でいったん休憩(笑)。かなりの重労働です。自分で全部やった方が絶対に良いものができると思ったので、もっさんみいこは応援だけしかしてません(笑)。よく頑張りました!
リースができたらいよいよ飾り付け
- 木の実
- リボンや毛糸
- 飾りパーツ(スパンコール、ビーズ、ポンポン、ボタン、木の実、小枝、小さい貝殻など)
- 木工用ボンドまたはGクリア(なかなか接着できない物はGクリアが強力です。ネバネバしますが瞬間接着剤じゃないので危険ではありません)
リースを作るだけで結構体力を使います。疲れてはいますが、せっかく作った立派なリースです。飾り付けも立派にできたら最高!売ってるような素敵なリースができます。がんばれ!
松ぼっくりやドングリ、リボンなどいろんな飾りつけで自分だけのオリジナルのリースを作ってください。下の絵は、木の枝でリースを作った時の参考イラストですが、枝一本にまつぼっくりを貼り付けるよりも、枝数本、他の木の実と合体させて接着する方がしっかり止まります。

少し寒くなる季節ではありますが、自然の中で植物を採集しながら製作するのもとても楽しいです。
雪の降らせ方
- 食器洗いスポンジ
- アクリル絵の具 白(100均で売ってます)
雪が積もったように表現するには、白いアクリル絵の具をスポンジにつけてポンポンと木の実やリースにスタンプしていきます。ひと手間ですが、とても冬っぽく素敵になります。
お庭で制作すると、紅葉の葉や実があれば飾りに利用することができます。
みんなの作品集
子どもたちの思い思いの飾りつけで素敵なリースが出来上がりました。
そしてこのリース作りは、毎回大人が夢中になってます(笑)。
「子どものお手伝い」なはずが、、ねぇ(笑)。売りに行けるレベルです(笑)。
こんなに大きいのも作れますよ!リースを編んだ後、木の枝を差し込んだり、木の実を貼り付けたり。存在感抜群です♪
秋から冬にかけての自然工作は色々楽しめます!
秋の自然からとれるものは工作に最適♪ツルが取れなくても枝でリースやクリスマス・お正月の飾りが作れます。ぜひ楽しんでください。採集した木の実の処理の仕方(虫対策)や木の実の本、色んな工作を下記にまとめています。ご参考になさってください。
